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カメさん会報告(文:淳之介 写真:吉岡一紀)2011/09

曼珠沙華を撮りに巾着田







曼珠沙華を撮りに埼玉県日高市巾着田へ。
西武線 高麗駅に集合。 カメさん会である。

曼珠沙華が満開の時期には、臨時で高麗駅にレッドアロー号が停車すると聞いた。
レッドアロー号の切符を買う時に、窓口の女性に一応確認してみた。

「高麗(こうらい)駅に停まりますよね?」
「高麗(こま)駅ですね?停車しますよ」

高麗駅から曼珠沙華まつりイベント会場まで、ゆっくり歩いて20分程である。
私は植物に関する知識が情けないほどないのだ。
会場までの道中、曼珠沙華を彼岸花とも呼ぶのだと参加者の方に教えてもらった。

曼珠沙華で思い浮かぶのは山口百恵の歌。

会場に着く。
満開とまではいかないが、かなりの数の曼珠沙華が赤く咲いている。
曼珠沙華群生地は約5,5ヘクタールとパンフレットに書かれてあるのだが、ものすごい数の観光客が押しかけており、思うように前に進めないのだ。
遠くから来ている観光客も多いのだろうが、人ごみに多少イライラする。

しかし、まあ、曼珠沙華を見にこれだけの人が集まる国も捨てたものではないのだと思い直す事にし、すれ違う人と眼が合えば、軽く微笑みながら歩いていると、ベンチに座っている母親に遭遇した。

そういえば数日前、母親が言っていたのを思い出した。
「友だちと日帰りのバス旅行に行ってくるから」

同じ巾着田に来ているとは想定外であった。
手を振って近づいて行くと、何が起こったのか理解できぬようで、しばらくの間、私の顔を見たまま固まっていた。
バスツアーはこの後、川越に向かうのだそうだ。

マンジューシャカ 恋する女は
マンジューシャカ 罪つくり
白い花さえ、真紅にそめる

山口百恵は マンジューシャカ と歌っている。

中三トリオは私の一学年下である。
トリオの中では、桜田淳子派であった。

ようこそ ここへ クッククック わたしの青い鳥

「この時代、まだ、『幸福』とか『夢』とかが、言葉として存在した。青い鳥や天使に仮託する幸福や夢は、実体がないだけに尊さと有り難さがあった」(歌謡曲の時代 阿久 悠)

ちなみ、中学、高校とクラスの中に森昌子派はいなかった。
からかわれるのを嫌い、黙っていた奴がいたかもしれない。

淳之介

吉岡一紀さんの写真